平和の灯:戦没学徒の広場に 十数年ぶりNPOの手で | NEET生活

平和の灯:戦没学徒の広場に 十数年ぶりNPOの手で

 第二次大戦の戦没学徒を慰霊する南あわじ市・大見山の「戦没学徒記念若人の広場」に14日、広島市の平和記念公園から採火された平和の灯(ともしび)が運ばれ、メモリアルタワーに十数年ぶりに火がともった。
 広場は67年に開設されたが、運営する財団法人動員学徒援護会の財政が悪化し、阪神大震災で施設が損壊したため閉鎖された。戦時資料は昨年暮れ、立命館大国際平和ミュージアムに寄贈されている。
 NPO法人「動員学徒記念若人の広場復興委員会」が「戦後60年を機に平和を訴え、広場の復興気運を盛り上げようと」と、消えたままになっていたともしびに再び火をともすことにした。
 この日は関係者ら約40人が参列。メモリアルタワーのバーナーに点火されると、戦争で亡くなった学徒の冥福を祈り、秋葉忠利・広島市長のメッセージを読み上げた。(毎日新聞より) -